Patrick, Fowles & Krueger が2009年に出した枠組みで、サイコパシーを次の3つに分けます。boldness(大胆さ)、meanness(冷たさ)、disinhibition(脱抑制=抑えのきかなさ)です。
この3つに分けた理由は、それまでの研究が食い違っていたからです。古典的な記述は大胆さの側を強調し、犯罪学の側は冷たさの側を強調していました。同じ「サイコパス」という言葉で、別のものを指していたわけです。
★このモデルのいちばん大事なところは、**3つを足さない**ことです。論文は、臨床的に言うサイコパシーの形は「脱抑制が、大胆さか冷たさのどちらかと組み合わさったとき」に成立すると書いています。つまり抑えがきいている人は、冷たくて度胸があっても、この形には当たりません。
「サイコパス度◯%」と1本の点数を出す診断は、この組み合わせの規則を捨てて3つを足しています。すると、ただ度胸があるだけの人が高得点になります。当サイトが3軸を別々に出しているのは、この一点のためです。